談笑する社長(右)
> まず最初に会社をやろうと思ったきっかけはなんですか?
田舎の農村の仕事を作りたい、地域の人の生活を守りたいと思ったからです。 それに、町内の他の会社はほとんど大手の外部資本によるものばかりで、経営が悪化したり採算が合わないとすっと引き上げてしまう。 地元の人が経営する会社があるのが、一番の願いでした。
> うまくいきましたか?
精密測定器のマイクロメーターを造っていたが、1回目は無知だったので失敗しました。 でも、なんとかしたいという思いで今の会社をもう一度立ち上げました。
> 経済状態などで厳しい経営状態な時もあったと思いますが、今までやっていけた秘訣などはありますか?
ほんとに30年地域の人との協力があってこそやっていけたと思います。 これからも人を大切にして、地元・また地域以外の人との輪を大切にしていきたいですね。 その中でお互いが協力してこれから更に歴史を伸ばしていけたらと思います。 しかし今ミシンは厳しい状況です。
> 円高の影響が来てますね これからの戦略はありますか?
今は植物の黒文字を使ったものを考えています。 既存の物では、ヒノキオイルを伸ばしていきたいですね。 ヒノキのオイルを100%葉から採っているのはめずらしい事で、知ってもらえる努力をしたい。 その他にもやりたいことはいくらでもあるが、自分も年を取ってきたのでこれから後継者が継ぐ際にやりやすいように整理も必要だと考えています。
> 何かHPを見てくれている人にメッセージはありませんか?
これから自然関連の仕事を事業部として大きくしていきたいですね。 そしてその中で、地域の活性化に少しでも力になれたらと。 さらには、街ではなく田舎でやっていきたいという人やここが故郷の人に、帰って来てもらえるような環境になれば感無量です
社長は植物が非常に好きで、 休みの日は長靴を履いて田んぼに出かけ、草を引いたり周囲の草を刈って手入れをしています。
休耕田にスイレンを植え少しでも皆さんに親しんで貰えればとの想いからです
市川正彦
高知精工(株) 代表取締役社長
大野見(現:中土佐町)出身
一度町を出たあと大野見で会社を
立ち上げるが倒産してしまう
それでもなお、農村に働き場を作りたいという
強い思いで現在の会社を立ち上げた

今年で弊社は創立30周年になる
現在はメインの金属加工業のほかに環境を生かした
事業を地域に密着・共生しながら行なっている

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